お陰様という事

YAKENA ISAO

2010年08月04日 10:46



子供の頃、親が会話の中で「お陰様で・・」と
言っているのを傍で聴いて
変に思ったことを記憶している。


その人の援助があったとは思えないのに、
何故、「お陰様」なんだろう、と。


その時の事を、親に質問して
説明を受けた事を憶えているが、
どのように納得したかは思い出せない。


子供達は「お陰様」という言葉は
ほとんど使わないし、耳にしない。


大人、それも人生経験を積んでからでないと
使わない様な?何故なのか?


「お陰様」という言葉は、
仏教用語で、それに関係した書物や話によると、
「陰の力」をあらわす「陰」の前後に、
「お」と「様」を付けて丁寧に表現したも。


「陰の力」とは神仏のことで、
人間は神仏によってこの世に生かされている。
と考え、その加護に対する感謝の言葉だそうです。
(ある一説によると)


しかし


「体の具合はいかがですか?」
「ええ、お陰様ですっかり良くなりました」


という日常の会話では、
相手に対する感謝の言葉と考えたい。


「ご飯を食べられるのは誰のお陰か?」
と、子供に問えば、お父さん、お母さん
という答えが返って来るでしょう。


実際には、お米を作る人、肥料を作る人、農機具を作る人
農機具の部品を作る人、お米を運ぶ人となど
沢山の人の行為に基づくことを考えると
人々はちょうど蜘蛛の巣のように
それぞれが拘わって生きて
生かされているのでしょうか・・・






お蔭様で
毎日多忙な日々を過ごしております。


「お陰様でありがとうございます」


この言葉には不思議なちからがあります。


お陰様でありがとうございます。


感謝。







画像はコザミュージックタウン前の
シンボルツリーで涼を楽しむ人々達

これは

「お陰」様?

ちがうかっ



「YAKENA」

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