デザイナーズ住宅

YAKENA ISAO

2009年02月28日 12:07



『デザイナーズ○○○』と言う言葉が世を流通している。


たとえば、デザイナーズ住宅、デザイナーズマンション
デザイナーズ家電、デザイナーズ家具、デザイナーズスーツ。


どの様な物にも、デザインと言う要素は必要であるから、
必然的に、形として形成していくプロセスが存在する。


デザイナーズ・・・

しかしその言葉にはどこかはがゆい印象や
表面的だけの存在感、チープな印象を感じる。


物を創りあげるデザイナー、クリエイターの関わり方、
デザイナーの持つ経験、考え方は表面化せず、
ただデザイナーズ○○と言う言葉だけがもてはやされている。


これは消費者にとって、数多くある情報の中で、
玉石混沌、なにを基準にすれば良いのか、できないのではないのか。


近年のデザイナーズ住宅は、螺旋階段、フローリング、
コンクリート打ち放し、吹き抜け四種の神器が揃っていれば、
良いと言う様なマガイ物的な事が増えている。


その土地の要素、素性、環境も考えず、
四種の神器を使ってデザイナーズ○○と言うブランドを掲げる。


四種の神器を云々と言うわけでわなく、
螺旋階段、フローリング、コンクリート打ち放し、吹き抜け
それらの要素も、それでなければならない理由があって始めて
豊な空間を形成していく大切なパーツとして生かす事が大切なのでは。


余分な設備をつけるよりも
建物の本質の部分、空間をどれだけ豊にする事ができるか、
豊な生活のためには何が必要か、何が必要でないか。


より多くの人達が自分の生活を見直し、律する事で、
近年のデザイナーズ○○と言う陳腐な流行も消えてなくなるのでは。




デザインしないデザインを探求していきたい。



by YAKENA






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