黄金比 白銀比
黄金比 白銀比
古代より最も美しい比率であるとされている黄金比
1:(1+√5)/2=1:1.618033
古代エジプトのピラミッドや
ギリシャではパルテノン神殿やミロのビーナスなどが
この比率を使っていることで有名になっています。
また、フィボナッチ数列と黄金比は密接な関係にあります。
これらは自然界に多く現れ、
生物の進化に深く関わっているといわれています。
特にフラクタル理論と結び付くと
モジュールによる設計思案の途中
希にフィボナッチ数列に合致する平面図、立面図が
できてしまうことがあります。
設計の途中で少し意識する事もあるかもね(笑
平面は建物ができてしまうと全体が見えないので
設計意図が見えない部分ではありますが
過去の体験からするといずれも
「気持ちの良い空間」
「居ごごちの良い空間」
として感じる事ができると思います。
「狭い室面積で低い天井高さなのに
なんとなく心地よい空間と感じる」
そんな経験ってないですか?
単に天井は高くすれば開放的になる?広がりを感じる?
空間の比率に視点を変えれば
「生きた空間」が創造できると思います。
また、黄金比に対して白銀比というのがあり
日本古来からある木割を基にしており大和比ともいわれ
安定した飽きのこない美しさとされています。
1:√2=1:1.4142...
この比率は工業生産として非常に都合が良く
半分にしても相似形を保ちます。
理論的には無限に半分にしていく事ができます。
この性質を利用して世界中の紙の規格が白銀比になっています。
プランニングの過程で
比率を意識、意図していく事も
「生きた空間」を創りだしていく大切な要素ですね。
〔YAKENA〕
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