世間遺産?-沖縄の古民家
沖縄県土木建築部住宅課
「沖縄の古民家保全・再生・活用調査事業」
進行中の数件の業務を一時中断し、
滅多に経験できない築50年以上の
沖縄の古民家調査業務へ・・・
私が担当した古民家は木造瓦葺の二件。
そのうち一件はカフェのオーナーさんが、
時々ライブやワークショップなどで使用しているので、
室内はとても綺麗に使われており、
幼き頃の「原風景」を思い出すような癒される空間。
<外観の画>
<内観の画>
<からくり錠の画>
間取りは一番座(床の間)、二番座(仏間)、
三番座(居間)、一番裏座・・・そしてアマハジ
沖縄の昔からある基本的な間取り。
現代のLDKを中心とした「モダン的空間」
機能性、利便性の良い空間も良いですが、
それとは違った「レトロ的空間」も味わいがあり
古民家住宅手法の歴史的資料として、
ずっと残っていて欲しい限りです。
「世界遺産」 も大切な人類の宝物ですが、
身近にある 「世間遺産」 ?
も大切なものではないでしょうか。
〔YAKENA〕
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